Wednesday 24 August 2011

ヨーロッパ統合の原点

今日はヨーロッパ統合の原点について少し勉強したので、感想を含めてまとめてみようと思います.

ヨーロッパの歴史をさかのぼって行けば自ずと古代ギリシャ、古代ローマ帝国にたどり着きます.

[以下引用*]
古代ギリシャは地中海の一角での都市国家間の連携にとどまった.

ローマ帝国による統治は軍事力による制圧で、奴隷制が敷かれるなどの問題はあったが、帝国の統治は共和制で維持され、帝国内ではローマ法による共通法制、行政・文芸分野の共通言語としてラテン語、交易には単一通貨のデナリウスが使用されるなど、統合化が図られた.


ローマ帝国は西暦395年に東西分裂した.その後西ローマ帝国はゲルマン民族の侵入を受けて476年に滅亡する.東ローマ帝国は、ビザンツ帝国として1453年にオスマン・トルコに滅亡させられるまで続くことになる.


一方の西ローマ帝国滅亡後の西欧では、8世紀になってカロリング朝フランク王国のシャルルマーニュ大帝が勢力を拡大.フランス、ドイツ、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、イタリア、スイスの諸国を合わせた領域を支配した.その後800年にローマ教皇からローマ皇帝の帝冠を授けられ、のちの神聖ローマ帝国を築き上げた.このため、シャルルマーニュ大帝は「ヨーロッパの父」とも呼ばれた.


当時の西ローマ帝国の領域を現在に照らすと、政治的中立を理由にEUに加盟していないスイスを除く主要な西欧諸国がほとんど含まれていた.以降理念的には古代ギリシャ、ローマの流れを汲み、地理的には西欧諸国が中心となって、欧州統合の歴史が連綿と流れていく.ただシャルルマーニュ大帝の死後、ベルダン条約で帝国は3つに分断され、その後のフランス、ドイツ、イタリアの各国に分かれていく.
神聖ローマ帝国はその後、ドイツに継承され、分断国家間の対立、特にフランスとドイツの長年の対立が、20世紀の第2次世界大戦まで繰り返されることになる.
[引用終わり]

なんだか不思議なもので、年代と国名を隠したらどこの歴史かわからなくなってきそうな気がします.

今もいつかは歴史になると思うとユーロ€はどうなっていくのか、

欧州統合の父と呼ばれているジャン・モネは長い歴史の中でみれば「ヨーロッパの息子」とでも呼ばれるのか.

歴史は繰り返すとよく言われます.

国もそれぞれの個性を持つという点から見れば人間関係と同じで、今手を繋いでいるからと言って、この先も繋ぎ続けるとは限りません

大事なのはこうして積み重ねている歴史を無駄にしないこと

そのために歴史を知ることなのではないかと思いました.

*EU情報辞典 編著者 村上直久

Monday 22 August 2011

ヴルカヌス参加動機


今日はなぜこのプログラムに応募することにしたのかを書いてみようと思います.

元々は小さい頃からの夢だったパイロットの試験に落ちて、それまでパイロットになることしか考えてなかった自分が、気が付くとよくわからない場所にいたというところから始まります.前を見ても後を見ても、よくわからないと気がついた時はなかなかの恐怖です(笑)そこで“とりあえず”大学院に行くとしても、その後の自分がまったく見えてこない.ならばせめて自分の少しでも興味あるところから照らしていこうと思い、以前から興味があった留学という道を探しました.

志望動機には
①海外でのインターンシップを通して自分の専門分野がどのように社会で活きているのか見てみたい.
②海外で生活するというのがどういうものなのか経験してみたい.
と書いてあります.

ウソではありませんが、本質ではないなと、今見てみて思います.
結局自分が何をしたいのかわからなかったので時間が必要だったというのが本音です.

結果論(まだ半分も終わっていませんが)ですが上の2つは、どちらかというと本当の目的を達成するための手段だと思いました.

目的と手段がよくわからなくなることは多々ありますが、これだけ大きな決断の中にも後でそのことに気がつくことがあるというのを実感しました.


Sunday 7 August 2011

ヴルカヌス イン ヨーロッパに応募する理由

ヴルカヌス(Vulcanus)に参加する理由を考えてみました.

人それぞれだと思いました.
・海外で働いてみたい人(インターンシップ)/生活してみたい人
・英語の勉強したい人
・自分の分野の専門性を高めたい人
・海外での就職を視野に入れて経験を積むのを目的としている人

日欧産業協力センターのページには「将来の日欧関係を担う若者育成のための...」
と書かれています.

将来の日欧関係を担う若者育成に必要なことは何か少し考えてみました.
「お互いの文化を理解すること」ではないかと思います.
だから上記のような目的をもっている人はもちろんのこと、欧州の歴史の勉強をしたい人、ヨーロッパ旅行をたくさんしたい人、もしかしたら欧州で好きなだけ酒を飲みたい人もその素質があるかもしれません.
どの過程でも文化に触れる機会はあります.そして日本の文化をもっと知りたいと思う瞬間があると思います.
大事なのはそこで学んだ文化を自分の中に閉じ込めないで、将来の日欧関係のために活かすことだと思います.
それができる人、できそうな人たちにこのプログラムは開かれていると私は考えています.

あとはそのためにお金を出してくれる会社の中で何かしらの役割を果たせるような専門が求められると思います.

もうじきVulcanus In Europe2012の応募が始まる頃かと思います.
上に書いたようなモチベーションが少しでもある人は是非挑戦してもらいたいです.
後はモチベーションの高さと運次第だと思います.

帰国報告会でお会いできるのを楽しみにしています.